観光情報/これ何だろう?(その弐)
[2022年12月20日]
これ何だろう?夏には全然気付かなかった。
秋になり、落葉広葉樹の中から現れた不思議な光景が楽しめます。
それは、ヤドリギ(宿り木)と呼ばれる一種の寄生植物です。
秋に落葉する、ケヤキなどの広葉樹に丸い姿の常緑植物がそうです。
夏は繁る緑葉で覆われているため、全く気が付かないでいますが、
ヤドリギの種子の実の粘性が、それを啄む鳥たちの糞から木々の枝に
粘りつき、そこから発芽して、木々から栄養を受けながら、自らも
光合成して成長するという、特殊な生態を保っているのだそうです。
笠置町内では、JR笠置駅の東側、笠置キャンプ場へと続くJR下の川橋梁近く、
白砂川畔や線路沿いに見ることが出来ます。
なお、ヤドリギはヨーロッパではクリスマス時期に飾付として重宝され、
クリスマスマーケットなどで売られるそうです。
また、クリスマスに恋がかなう伝説もあるみたいです。
秋冬の時期にしか出会えない季節限定の光景を是非見てみましょう。
JR下の川橋梁近くのヤドリギ
JR下の川橋梁近くのヤドリギ2
白砂川入り江近くのヤドリギ