観光情報/笠置山の戦い（その壱）

鎌倉時代から室町時代への移行期が描かれた軍機物語「太平記」
中でも後醍醐天皇が鎌倉（北条）幕府倒幕をスローガンとして蜂起した
「元弘の乱」序盤の「笠置山の戦い」が繰り広げられたのが、ここ
笠置町内の笠置山・笠置寺と云われている。

JR笠置駅を降りると、眼前に迫力のある大きなジオラマが現れる。
これこそが、「笠置山の戦い」のハイライトと云うべき一ノ木戸をめぐる
攻防戦を再現したものだが、そこにいるのは足利尊氏でもなければ、
楠木正成でもなく、ましてや後醍醐天皇でもない。おそらく教科書にも
載っていない無名の二大ヒーローがクローズアップされているのだ。