観光情報/笠置山の戦い(その四)・一ノ木戸跡
[2023年3月3日]
駅前ジオラマで描かれていたのが、後醍醐天皇の一連の鎌倉幕府倒幕の
戦乱「元弘の乱」の序盤ハイライト「笠置山の戦い」の中の一ノ木戸を
めぐる攻防でした。その一ノ木戸跡を訪れてみましょう。
笠置山・笠置寺に向かう一般的なルートは大きく2通りあります。
徒歩でなら、急峻な東海自然歩道を30分余りかけて行くハイキングコース
「史の道コース」、もしくは府道325号線をやはり30分余りかけて行くか
(もちろん後者は車で行くことも可能ですが)、20分近く上ったところで
2つの道が交差する、その場所がまさに「一ノ木戸跡」なのです。
ここまで漸く攻め上った北条鎌倉幕府軍を、後醍醐天皇率いる倒幕官軍が
迎え撃ったというわけです。おそらく当時は堅牢な木戸が城壁と共にあり、
その木戸越しに足助重範らが立ちはだかり、奮戦したと言われています。
今は、そのことを伝える古い木製の立て札と、足助重範が活躍した記念を
称え石碑があるのみです。
なお、足助重範の故郷である三河の国(愛知県)の足助町(現豊田市)には
足助重範を祀る「足助神社」があるそうです。
一の木戸跡
一ノ木戸跡の案内札板
足助重範を称える石碑